前回は人気の習い事ランキングを紹介しつつ、いつから習い事を始める人が多いのか、始めたきっかけや費用について紹介してきました。
今回はそんな習い事の中でも英語をピックアップしていき、
幼児の頃から習い事に英語は必要なのか
始めるならいつからが良いのか
を紹介していこうと思います。
「英語の習い事どうしようかな」
と悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
英語の習い事を始める理由
2008年度から小学校でも英語教育が始まり、子供の英語教育への関心も徐々に高まってき、2020年度からは今まで5・6年生だけだった英語の授業が3・4年生まで引き下げられ、さらに学校外での英語教育の熱が増してきています。
参考→小学校の英語どう変わる?
小学校の英語教育が3・4年生に引き下げられた背景には世界のグローバル化があり、2020年の東京オリンピック開催に向けて、さらに日本のグローバル化が進むとされています。
それを証明するかのように、2016年度の「子供に習わせたいランキング」では
英語が堂々の1位(ケイコとマナブ.net)
習い事ランキングでも3位となっており、
今一番熱い習い事と言っても過言ではありません。
参考→習い事ランキング!いつから始める?費用や始めたきっかけは?
習い始める理由は様々ありますが、
・小学校で英語の授業が始まるので、それに備えて ・親自身が英語で苦労したので、子供には同じ苦労をさせなくないから ・英語を話せると将来有利になるので ・公用語が英語の企業が増えてきたから |
など子供の将来を考えて習わせ始めるご家庭が多いようです。
みんないつから英語を習っているの?
英語を習っているご家庭で、何歳から通い始めたのかを聞いたアンケート結果を見ると、
ほとんどのママが6歳までに英語の習い事を始めさせています。
多くのママが早くから英語を始める理由は、小さい頃から英語に触れさせる様々なメリットがあるためです。
英語に対する抵抗感がないのですんなり受け入れられる
英語耳を育てることができる
歌やダンスを通して英語は楽しいものとして認識させることができる
などのメリットがあります。
実際私の周りでも0歳から英語を教えているママは多いです。
みなさん
「英語は早くから触れさせるほうが良い」
と考えて英語を取り入れていらっしゃいます。
英語の習い事は必要?
将来英語が必要(受験や仕事など)になったり、小さい内から英語に触れるメリットはわかっていただけたかと思います。では実際、
小さい幼児の内から英語の習い事はさせるべきなのでしょうか?
この質問に対して、
「必ずしもする必要はない」
というのが私の考えです。
「でも小さい内から英語に触れさせたほうが良いんじゃないんですか?」
と言いたくなりますよね。
小さい内から英語に触れさせてあげるほうが良いんです。
間違いありません。
しかし、絶対に習うべきだというわけではないんです。
幼児向けの英語は歌や踊りなどを通して英語に親しむというものがほとんど。
「習わせようかどうか悩んでいる」というママはまずお家で英語に触れる環境を作ってみて、お子さんの反応を見てみてはいかがでしょうか。
「私英語苦手だから…」
というママでも大丈夫です。
自分でもできる簡単なものから取り入れていけば良いんです。
・アニメを英語で見せる →NHK子供英語番組
・YouTubeで子供向けの英語の歌を流す →おすすめのYouTube動画
・英語のDVDを見せる
・簡単な日常会話を英語でする(Good morning, Thank you など)
小さい内は特に英語耳を鍛え、英語の楽しさを伝えることが大切です。
音楽を聞きながら歌ったり踊ったりするなど、ママも一緒になって楽しんでください。
英語教材を買って、お家でママと一緒に英語に取り組んでいくのもおすすめです。
参考→おすすめの英語教材
「でもやっぱり直接生きた英語を学ばせたい」
というママは次をご覧ください。
いつから英語を習わせるのが良いの?
「早くから英語に触れるのが良いというのはわかったけど、何歳から英語を習えるの?」
と疑問に思うママもいらっしゃいますよね。
いつから通えるのかと言いますと、0歳からでも習うことができます。
ちょっとびっくりですよね。
まだ寝ているだけの赤ちゃんが英語の習い事なんて一昔前なら信じられないかもしれません。
ただ、私は0歳から習いに行く必要はあまりないと考えています。
その理由はまた後程説明するとして、まずは始める年齢ごとのメリットを紹介していこうと思います。
0~2歳から始めるメリット
0~2歳の子供の場合、「英語は英語」「日本語は日本語」ときっちり認識していないですよね。
ですので、日本語を習得する年齢の子供と比べると、ずっと英語をすんなり受け入れることができるんです。
特に0歳の赤ちゃんの場合は全く英語と日本語の区別していないので、よりすんなりと受け入れることができます。
0歳から始める最大のメリットは
英語があるのが当たり前
という認識を作ってあげることができることではないでしょうか。
しかし先ほど少し言いましたが、0歳の赤ちゃんにわざわざ英語の習い事をさせる必要はないと思います。
ネイティブの発音を聞いて「英語耳」を作りたいということであれば、毎日1時間でも良いので英語のCDをかけ流しすることをおすすめします。
毎日継続して英語に触れることができますし、きれいな英語の発音を聞かせてあげることができ、さらに安上がり。いいことづくしです。
我が家の「ぴろくん」は2歳から英語を始めましたが、英語に対する抵抗はほとんどありませんでした。
英語の歌を聞いて、気に入った歌は歌ったり(全部ではなく、ほとんど好きな部分だけ)、踊ったりもして楽しそうに英語に触れていました。
ただ日本語もだいぶ理解してきている時期だったので、トーマスなどのアニメを英語で見せるとイヤがったりすることがあり、もっと早くから見せていたら違ったのかな、と思うことはありました。
こういった我が家の経験からも早く始めるメリットは多くあると思います。
3~4歳から始めるメリット
ちょうど幼稚園に通い始めたりする年齢ですよね。
幼稚園で英語を取り入れているところもあり、自ら英語に興味を持って「英語を習いたい」という子供も出てきます。
子供はちょうどいろんなことへの興味や関心が大きく広がっていく年齢です。
この「やりたい」という気持ちは大切にしてあげたいですよね。
今まではママやパパが言う通りにやっていたことでも、3歳にもなればかなり自分の意思がはっきりしてくるので、「やりたい」「やりたくない」ということもはっきり言うようになります。
この年齢で「英語=楽しい」と感じさせてあげられれば、その後は子供自身の意思で英語に取り組めるようになります。
5歳から始めるメリット
3歳くらいまでは物事を記憶する能力があまり高くなく、せっかく覚えてもすぐに忘れてしまうことがほとんど。
私たちも3歳くらいまでのことってほとんど覚えていないですよね?
5歳くらいになってくるとかなり複雑な思考ができるようになってきて、文字の認識もできるようになり、記憶にも残るようになってきます。
ですので、英語を習った手ごたえをママやパパが感じやすくなるのがこのくらいの年齢からかもしれません。
さらに、日本語と英語の区別がついているので混同することがほとんどありません。
早い内から英語を習わせると英語と日本とが混ざってしまって、きちんとした日本語も英語も話せなくなるという心配をされる方もいますが、この年齢からならその心配はほとんどありません。
英語を教えることで日本語の発達が遅れることを心配される方ならば、5歳以降から始めることをおすすめします。
小学生から始めるメリット
英語を勉強する上で一番効率が良いのが小学校3年生くらいかららしいです。
教えたことをぐんぐん吸収して、学習の手ごたえを強く感じられようになるのがこの年齢。
また、小学生から始めれば学校で英語の授業が始まりますので、英語に触れる環境を簡単に作れるメリットもあります。
海外に住んでいて英語がペラペラな人でも、日本に帰ってきて英語を使わない環境にいると、どんどん英語力がなくなっていくそう。
効率よく英語を学ばせたいのであれば、小学生から習わせるのがベストだといえます。
まとめ
子供(特に幼児)の習い事に英語は必要なのか、始めるならいつからが良くて、メリットは何なのかを紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
英語教室に通うことで、外国人とコミュニケーションを取ることで国際的な感覚が身についたり、いろんな子供たちと一緒に英語を学ぶ「楽しさ」を身につけることができたり、いろんなメリットがあります。
しかし、小さい内は必ずしも習い事として英語をする必要はなく、英語教材を使ったり、CDを買うなどして、お家英語をするのもおすすめです。
英語教室に通うにしても、お家英語をするにしても
「英語=楽しい」と感じさせてあげること、
継続的な英語環境を作ること
が非常に重要になってきます。
楽しくなければ英語を続けることはできません。
続けなければ覚えた英語は忘れてしまいます。
「楽しい」と「継続」を頭において英語を教えてあげたいですね。
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