幼稚園とプリスクールどっちに行くべき?効果や英語力を維持する方法は?

早期幼児英語教育
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お子さんの幼稚園・保育園選びは悩みますよね・・・
これから数年間通うことになるので、お子さんやご家庭に合わせてしっかり選ばなければなりません。
ご家庭によっても重視するポイントは違ってくると思います。
保育時間の長いところがよかったり、お外遊びがたくさんで元気いっぱい遊べるところがよかったり・・・

 

今回はそんな中でも、普通の幼稚園に行かすべきか、プリスクールで英語をしっかり学ばせるべきか悩むママのために、

 

幼稚園とプリスクールの違い

プリスクールの効果や英語力を維持する方法

 

について書いていきますので、悩めるママはぜひ参考にしてみてください。

 

 

幼稚園とプリスクールの比較

当たり前ですが、一番違うのは英語で保育をするかどうか、ですよね。
「英語で保育」と一言でいっても、実はスクールによって違いがあるのですが・・・
それはもう少し後に説明するとして、
まずは幼稚園とプリスクールのいろんな違いを紹介していきます。

 

保育料

なんとなくわかっているとは思うのですが、プリスクールは幼稚園と比べて高い保育料がかかります。

・プリスクール 6~10万円

 

幼稚園の保育料は公立・私立によっても違ってきます。

・公立幼稚園 1万円前後

・私立幼稚園 2~3万円

 

しかも、ほとんどの自治体には「私立幼稚園就園奨励費補助金」という制度があって、私立幼稚園と公立幼稚園との出費の差を埋める補助をしてくれるので、よりプリスクールとの差は広がります。

どのくらい補助がでるのかは、所得・家族構成・自治体の教育に対する取り組み方等によって大きく違いますので、気になる方はお住いの自治体に確認してみてください。

 

私立幼稚園と比べてもかなりの保育料の違いがありますね。
さらにその他、入園金以外にも給食費や制服、バッグなど、これらもろもろの経費もかかってくことも忘れてはいけません。

 

大丈夫だろう」と気楽に考えていると、どんどん家計のやりくりが大変になってきて、プリスクールに行かせながらお家では質素な生活お出かけできない、なんてことにならないように、しっかりご家庭の状態や今後のライフスタイルを考える必要があります。

 

設備

多くの幼稚園には子どもたちが走り回れる園庭や遊具などがあって、子どもたちは元気いっぱい遊ぶことができますし、夏にはプールをしたりもしますよね。
しかし、プリスクールの場合は園庭などがない、プールはビニールプールでというこじんまりとしたスクールが多いようです。

子どもにはしっかり外で遊んでほしい!」と考えるママやパパにはあまり向かないかもしれません。

 

さらに、プリスクールによっては英語のレッスンを重視するあまり、体を動かす外遊びをほとんどしないスクールもあります。
しかし、子どものうちにしっかり体を動かすことは非常に重要です。

 

体力がつき健康な体をつくる

走ったり、滑り台の上に登って降りてくる、というだけでも子どもにとってはすごい運動量。
運動することにより体力もつき、風邪を引きにくい丈夫な体にしてくれます。

 

生活のリズムが整う

日中にお外で遊んで、しっかり太陽の光を浴びることで、「日中は活動し、夜は眠る」というリズムが整います。
お外で遊んだ疲れによって早く眠たくなりますし、質の良い睡眠を取ることができます。

 

脳が活性化

子どもは遊びながら、脳をたくさん使っています。
好きなことに集中して遊んだり、たくさんのものを見ることによって、その後の学習意欲の向上につながります。
お子さんの将来の学習の土台作りになるということです。

 

小さいうちから外遊びをしっかりさせてあげることも、英語に触れさせてあげるくらい大切なんです。

プリスクールを選ぶ際にも英語のことだけでなく、いっぱいお外でも遊べるのか、にも注目して探してみてください。
いっぱい外で遊べるプリスクールが近くにない場合、ママやパパが公園などに連れて行ってあげて足りない分を補ってあげるのが良いと思います。

 

先生の質

幼稚園は国が定めた認可基準をクリアして「認可」された教育施設ですので、幼稚園の先生になるには、幼稚園教諭免許の資格を持っていなければなれません。

 

プリスクールの場合は「英語教室」というくくりになり、無認可のスクールがほとんどで、プリスクールやナーサリー、インターナショナル、キンダーといろんな呼び方があります。
働く先生の中には、保育資格のない外国人に保母さんのような事をさせているところも多くありるようです。

 

高卒にも係わらずプリスクールで働いていた。
そのプリスクールの契約は3ヶ月毎の更新だという。

就労ビザの申請がいらないワーキングホリデービザを持っている
カナダ、オーストラリア、ニュージーランド人であれば3ヶ月毎の更新の契約でも
給与が20万円でもバイトでも法的に問題はない。
プリスクールの講師にオーストラリア人やニュージーランド人が多いのは、
そういう理由だ。

https://plaza.rakuten.co.jp/mimpisenseianex/diary/200803030000/

 

こういった先生(保育資格を持たない)のいるプリスクールでは、

子どものどういった所に気を付けるか、どのように配慮すべきなのかをわかっていないので、子どもが危険な遊びをしていてもその危険がわからず、気づけないこともあり非常に危険です。

 

プリスクールも「保育」をする場所ですが、英語教室感覚でプリスクールを運営しているスクールもあるので、スクール見学に行くなど、しっかりと見極めたうえで入学を決めなければいけません。

 

言葉

みなさんわかっていらっしゃるとは思いますが、言葉が「英語」であるという部分が大きく違いますよね。

幼稚園によっては週1~2回の取り組みがあり、主に日本人の先生が行ってくれますが、ネイティブの先生が行ってくれるところもあります。
また幼稚園によってはネイティブの先生が常時いてるところもあるようです。

 

授業内容は
歌に合わせて体を動かす
イラストを見て描かれている絵が何かを答える
というもので、みんなで英語に楽しく触れる時間となっています。

 

幼稚園ではだいたい週に1~2回の英語なのに対し、プリスクールでは毎日英語に触れることができます。
ただプリスクールによって「英語」の取り入れ方が少し違うのでここで紹介しておきます。

 

オール・イングリッシュ型

まずは入園してから卒園するまで、すべて英語で保育しているスクールです。
プリスクールといえば、このオール・イングリッシュのイメージの方が多いのではないでしょうか。

すべて英語ですのでしっかりと英語のシャワーを浴びれるというメリットがある反面、入園したばかりの時は日本語が通じない上にママと離れるという大きな環境の変化を体験することになります。
子どもにとっては急に知らない国に連れていかれて置いて行かれる、というような心境かもしれません。

また、日本語はほぼ教えてくれないので、幼稚園などで行ってくれる平仮名や計算の練習をお家でママやパパが教えてあげる必要があります。

 

バイリンガル型

日本人の保育士と英語のネイティブ講師が保育にあたるので、日本語と英語の両方を学べるのが特徴です。
すべてが英語というわけではないので、オール・イングリッシュのプリスクールと比べて身につく英語は低くなります。

しかし、日本の伝統行事なども経験できるスクールが多くあり、これからすぐに高い英語力が必要になるという状況でなければ、お子さんの不安や環境の変化も少なくすみますし、バイリンガル型が妥当かもしれません。

 

日本語から英語への移行型

入園してからしばらくは日本語で、学年が上がるごとに英語のみの保育に移行していくスクールです。
私はこんなプリスクールもあるとは知りませんでした。
日本語保育から徐々に英語保育へ移行していくので、環境変化に敏感なお子さんでも通いやすいスクールになります。

ただ、少しずつ英語保育の比重が上がっていくので、せっかく覚えた平仮名を忘れてしまうことがあるようです。
お家でしっかりと平仮名などの日本語の教育をしてあげる必要があります。

 

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英語の効果は?

ここまで読んでこられて気になるのは

結局英語は話せるようになるの?

ということではないでしょうか?

 

そしてその答えは

 

 

話せるようになります

 

 

プリスクールに通わせていた、もしくは知人のお子さんが通っていたという多くの方が
ある日を境にぺらぺらと英語を話し始めた
驚くほど発音がきれい

 

という経験をされているからです。
こういった方々の経験から先ほど「話せるようになります」と言いました。
ならプリスクールに通わせたらバイリンガルになるんじゃ・・・

 

 

でもちょっと待ってください!

 

 

この話には続きがあるんです。
プリスクールに通っている間は本当にぺらぺらきれいな発音で英語を話します。

プリスクールに通っている間は!です。

 

「そのときは驚くほど発音も良くて、バイリンガルになると期待したけど、現在はその気配すら残っていない」というのが現実です。

 

プリスクールに通って英語に触れている間は英語を話せるけど、英語環境から離れてしまうと数カ月できれいさっぱり忘れてしまった、という経験をされた方がとても多い!

 

じゃあやっぱりプリスクールに通わせても意味ないの?

 

と思うかもしれませんが、私はそんなことはないと思います。

 

英語の発音を聞き取れるようになる

きれいな発音ができるようになる

外国人に対して物おじしなくなる

 

などが大きなメリットではないでしょうか。

その他にも小さい頃から英語に触れるメリットはあります。

 

小さい頃から英語を学ぶメリットはこちらをどうぞ→

幼児の英語教育は必要?6つのメリット・3つのデメリット

 

そして、実は学んだことはきれいさっぱり消えてしまったのかと思っても、脳の片隅に追いやられているだけかもしれません。

夫の駐在で生まれてから小学1年が終わるまで、英語圏で育った子供は年齢相応の英語力と日本語力をつけました。
でも、英語は帰国して3か月ほどで消えてしまったので、英語の保育園に入れてもその後使わなければ、表面的には何も残ら無いと考えられます。

ただ、消えてしまったようでもきちんと頭のどこかには残っていたようで、数年後また英語圏に住んだ時、あっという間に会話ができるようになりました。

読み書きの能力も本人の努力の甲斐あって1年ほどで現地の子を追い越しましたから、幼い時の経験はプラスに働いたと私は考えています。

 

でもそれじゃあ日本でバイリンガルになるのは無理なんですね・・・

 

と思われたかもしれませんが、そんなことはありません!

 

なぜ子どもが英語をきれいさっぱり忘れてしまったかと言うと、

 

英語に触れる環境がなくなってしまったから

 

つまり、プリスクールで学んだ英語をそのまま生かすには、卒園後も英語環境を作れば良いんです。

では次からどのように英語環境を作るかを紹介します。

 

 

卒園後はどうするの?

英語に触れる環境を作るにはいくつかの方法があります。

お子さんやご家庭の状況に合う方法を考えてみてください。

 

インターナショナルスクール

バイリンガル教育を目指す方の多くが希望される進路です。

ただ学費も非常に高く、入学するにもいろんな条件がありますので、一般家庭では難しいと思います。

参考→インターナショナルスクール

 

 

イマージョン教育校

教育特区などでイマージョン教育(英語を語学として学習するのではなく、英語環境に浸って生活)を行う小、中学校も人気があります。

まだ国内にも数校しかないのがネックですが、今後の増加に期待です。

 

 

英語に強い私立校&アフタースクール

英語に強い私立校に行きつつ、プリスクールと連動したアフタースクールのプログラムなどを活用して英語を続けるお子さんも多いようです。

 

インターナショナルスクールは入学条件が厳しかったり、教育費が高くて難しいですし、イマージョン教育校は数が少ないので、

プリスクール卒園後は英語に強い私立校に行くのが妥当かもしれません。

私立ですと公立よりは教育費が高いですが、その分より密度の濃い教育を受けることができます。

 

 

公立校&英会話スクール

最近では公立校でも1年生から英語の授業を取り入れている学校も増えてきているようですが、基本的には3年生から英語の授業が始まります。

そのまま何もしないままだと2年のブランクができてしまいますので、

アフタースクールを利用したり、英会話スクールや英語教室、オンライン英会話などを利用して英語に触れる環境を維持する必要があります。

 

私立校に行くのと比べると学費が安いので、その分を英会話スクールなどに回す、と考えればちょうど良いのかもしれません。

 

 

プリスクールの注意点

プリスクールに通い英語のシャワーを浴びることで、英語を話せるようにはなります。

 

ですが

 

英語に力を入れるということは、普通の幼稚園に通っていれば学べることが学べない(もしくはしっかり学べない)可能性があるということです。

ここではプリスクールに入ったら学べないかもしれない2つの注意点について紹介します。

 

 

社会性が身につきにくい

幼稚園や保育園のように大勢の子どもたちが一緒に過ごすことにより、家庭では身につきにくい社会性を身につけることができます。

 

集団生活のできる環境がそろっている環境で、子どもたちは対人関係対人スキルを学んでいきます。

 

幼稚園や保育園に通う前はママやパパがお子さんのわがままを聞いてあげていたかと思います。

 

世界は自分のためにある!

 

と思っていたかもしれないお子さんでも、幼稚園や保育園に通い始め、

外では自分のわがままが通らないこともあるということを知ることができ、周囲への気遣い譲り合いということを学ぶのです。

 

今までお子さんのコミュニティーのほとんどがお家のママやパパだったので、急に幼稚園や保育園の人がたくさんいる場所にいって、

 

上手く自分を表現できなかったり、周囲の人の話をしっかりと聞けない

 

ということもありますが、幼稚園や保育園という今までよりずっと大きいコミュニティーの中で、

自分をこうやって表現したら良いんだ、人が話している時にはちゃんと聞かなきゃダメなんだ、ということを少しずつ学んでいき、より魅力的な人間へと成長していってくれます。

 

 

多くの幼稚園や保育園ではたくさんの子どもがいるのですが、プリスクールの場合少人数で行っているスクールが多いので、こういった社会性が身につきにくいかもしれません。

社会性も身につけてほしいと考えるのであれば、人数の多いプリスクールを探すことをおすすめします。

 

 

もともとこじんまりとしたプリスクールに通わせていて、途中から普通の幼稚園に通わせることになったご家庭で、

幼稚園に入ってから(集団生活になじむのに)大変だった

という体験をされた方もいらしゃるようです。

 

 

国語力に差が出る

プリスクールでは英語で生活するのが基本ですので、普通の幼稚園に通っている子どもよりも圧倒的に日本語を聞く時間が短くなります。

 

週5日のプリスクールで4時間の場合、1週間に20時間

 

これだけの時間を英語に使うので、小学校に入学する頃には国語力に差が出てきてしまう可能性があるようです。

 

ここで言う国語力はただ単に教科の「国語」というわけではありません。

国語と言うのはつまり、日本語のことですよね?

もちろん日本語は全ての教科に出てきてます。

 

ということは、

 

国語力が低いと算数などの文章問題も理解できず、英語以外の全ての教科で不利になる可能性があるということです。

 

もちろん普通の幼稚園に通っていても読解力が低い子どもはいますが、

とくにプリスクール出身の子どもは長文読解が苦手な傾向があるようです。

 

 

国語力をしっかりあげてあげるために、お家でしっかり日本語で接してあげることが重要です。

 

ママやパパが絵本を読んであげたり平仮名を教えてあげたり

小学校に入学する前にしっかりと国語力をつけれるよう、お家でたっぷりと日本語を学ぶ時間を持てる環境作りが必要になってきます。

 

 

まとめ

幼稚園とプリスクールの違いや、プリスクールに入ることでの英語の効果や、卒園後の英語力を維持する方法について紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?

 

プリスクールに通うには私立の幼稚園と比べても3~4倍以上の教育費の差がでてきますので、

その後の小学校・中学校・高校の進学のことも考えると、簡単にポンッと出せる金額ではないですよね。

入園を決める前にご家庭の状態今後のライフスタイルを考慮したうえで決断してください。

 

プリスクールは小さいこじんまりとしたスクールが多いので、設備が整っていないことも多く、

しっかりお外でも遊んでほしいと願うご家庭には不向きかもしれません。

またこじんまりとしているスクールは子どもの人数も少ないので、

集団生活で身につけていく社会性が身につきにくいという欠点もあります。

 

さらに、そこで働く

先生の質を見極めてから入園を決めないと、大きなケガや事故にもつながりかねないので、入園前にしっかりとママの目で大丈夫かチェックしておいてください。

後で後悔してももう遅いです!

何よりも大事なのはお子さんの健康ですから、ここはしっかりチェックすることが重要です。

 

プリスクールに入ると英語は話せるようになりますが、その後の英語環境を継続的に作らなければ子どもはいとも簡単に英語を話せなくなってしまいます。

その後の進路もさまざまですが、お子さんやご家庭に合わせてベストなものを選択して英語環境を作ってあげてください。

ただし、絵本を読んだり平仮名を教えてあげるなど、お家では国語力を身につける努力をママやパパがしてあげることを忘れないであげてくださいね。

 

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